春雨日記

宛名無し

もうX-Pro3は欲しくない

なぜなら買ったから。

読み飛ばして問題ない買うまでのめんどくさい過程

初めて触ったのが昨年10月に行われたFUJIFEST GLOCAL 2019。

clavitia626.hatenablog.com

X-Pro2の頃からサイズや見た目は好きだしX-Pro3で提唱された撮影後に確認しないで撮り続けるスタイルは楽しかった。その後欲しいなと思ってぼやくものの、(価格面の)格式の高さと当時はX-T3買ったばかりというのもあって金銭・精神的に買うハードルは高かった。当時はX-T20も持ってたし。

数ヶ月前にdp3 Quattroを買う際にX-T20を手放してからXマウント機がもう1台欲しい場面*1があるのと給付金も来たし今月来月けっこう働いて残業代けっこう出るしなぁと虎視眈々と各通販サイトを見てた。急ぎではないのではやる気持ちを抑えてたらmy new gearの女神が生まれてた。

銀髪はPC選びの際のSSDぐらい必要。こんな妄言に刑部姫捏造私服フォトブックでイラストを描いてくださった沖田まもるさんが描きおこしてくれた。かわええ。

そんな調子で「YOU早く買っちゃいなよ 楽になるぜ」というわるい友人の囁きも女神の加護で守られていたのも束の間。昼下がりに優雅にコーヒーを飲みながらTweetDeckを眺めているとウォッチ用に設定してたX-Pro3検索タブにフジヤカメラの中古入荷ツイートが流れてきた。

こんなことを言ってるがその直後にわるい友人各位の背中プッシュもあって気づいたらポチってた。ノリと勢いとパスタ菓子パン*2の高校で育った者としてもな……。税込で20万切るとは思ってなくて最初税抜と思ってたよ。 

そんな具合で初動ぐだぐだしてて注文キャンセルになったらどうしようと一抹の不安を抱えて数十分の間悶々としてましたが杞憂でした。その間にメロブ電子書籍の成人コミックのクーポンが届いて別の意味で悶々としていた。

注文から6時間後ぐらいのマップカメラの中古夜市で中古価格から更に値引き幅の大きいブラックが出てたらしいが、欲しい色はDRブラックだったので無問題。

外装の話

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X-Proシリーズの外観はかっこいい。5,6枚目のとおり通常背面に配置されているLCD液晶は内側に隠れています。液晶保護フィルムの貼り付けがこれまで買った携帯・タブレット・カメラの中で1番難しかったです。液晶についてはバリアングルで良かった気がしなくもないけど、それだと確認そっちのけで撮影に集中ってコンセプト薄まるだろうしなぁ。

チタンの歪みが話題になっていて僕も実際展示品等で目の当たりにしてましたが、ダイヤル周辺以外は割ときれいかな。フロント部分は蛍光灯に当ててよく見ると気にはなるけど。親父殿が昔使っていたCONTAX T3は綺麗だったけどあれは直線多めのデザインだからって気もする。むしろ防指紋の処理事情が気になる。

そうそう。X-Pro3シリーズはカラバリが3種類あって、1つはこれまでのX-Proシリーズでおなじみのブラック。といってもこちらも外装がチタンになっている。残り2つが傷に強い一方で指紋がつきやすいDRブラックとDRシルバー。指紋が目立つのでブラックにするか迷った末に好みの色&傷がつきにくいということでDRブラックにした。どこのツイートかブログに書いてあったか忘れたけど、付属のクロスを使わなくてもメガネ拭きで指紋は落ちる。

中古品購入なので大したことではなけどホットシューカバーがついてなかった。F-Fotoの黒いシューカバーを調達した。6枚目のとおり少し長さ足りないけどおそらく純正の黒プラスチックよりいい感じになったであろう。

作例

拙い作例だけど関内に出かけたついでに赤レンガ倉庫〜日本大通り駅周辺を少し撮ったので。レンズはすべてXF35mm F1.4 Rです。

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フィルムシミュレーション設定をASTIAにして撮った。X-T20の頃から使ってるので新しい発見があるわけではないけど見慣れた安心感。

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X-Pro3で追加されたフィルムシミュレーションのCLASSIC Neg.で撮った。去年触ったときにハイライトが飛びしやすい気がしたからアンダーめに撮ってみた。緑の発色と全体的にノスタルジックな雰囲気がいい。先日のSIGMAT/Oみたいに飽きてここぞという場面でしか使わなくなりそうな気もする。X-T3にもCLASSIC Neg.追加されないかなぁ。

使った感想とか

画質やAF、レスポンスについては同世代センサー&プロセッサーのX-T3を使っているので今更特筆することはないなぁ。X-T3譲りのレスポンスの良さとOVFの相性はいい。撮って出しは安定の発色。CLASSIC Neg.以外はX-T3と同じ発色の写真をアウトプットできるという点は複数台運用の大きなメリットだと思うの。

背面の十字ボタン廃止によってX-T3と同様のボタン割り当て設定ができないのでどうしたもんかなぁと少し困った。普段液晶隠れてるのにフリック操作の割り当てできるのは笑った。X-T3に付いていた測光ダイヤルもないのでボタン割り当てはX-T3と同じにするのは諦めて違った割り当てをするつもり。あとクイックメニューがこれまで以上に重宝する予感。早速2つ登録した。

OVFはXF35mm F1.4 Rではブライトフレームも小さすぎずフレーム外の様子も見れて楽しかった。XF56mm F1.2Rは家で試した感じフレームが小さくて厳しそう。X-Pro2の倍率変更できる仕様がオミットされたのは勿体ないなぁ。

殆ど確認しないで撮ってミスショットも多くあった。その一方で「これが僕(が撮ったの)……?」という初めての女装みたいなことをぼやいてしまうような写真もあって楽しかった。

X-Pro3を動画用途に使う気はなかったけど先日友人と動画撮影の話になって仕様を見るとだいぶ割り切り仕様というか。X-T3でできるH.265での記録や4K 60fpsは不可。あとHDMI端子がないのでHDMI出力できない。チタン外装は放熱が厳しかったり液晶が動画向きじゃないのも動画に力を入れない要因かなぁと思ったり。

FUJIFILMwebカメラ対応のファームウェア&ドライバーはX-T3で試してみてwebカメラ有効後に絞り等の操作を受け付けなくなったのがネックでX-Pro3ではまだ触ってない。

まとめ

ネガティブな感想多めになってしまったけど楽しさが勝ってるのでご安心を。

OVFとEVFを切り替えて撮るのは楽しい。撮影に集中して家に帰ってから見返すのが楽しい。そんな楽しいカメラ。

余談

手持ちにX-T3、X-Pro3、dp3 QuattroF31fdと3がつくカメラ多いな?

虎視眈々で思い出したんですが「しかのこのこのここしたんたん」を読んでください。

 

 

 

*1:今は難しいけど知り合いにカメラ三峰やってもらうときとかX-T3を動画機にしてもう1台スチル機が欲しいときとか

*2:具体的な品目書くと出身校がバレる