春雨日記

宛名無し

KONICA C35を買った話

2週間ほど前でしょうか。雪が降った日に「絶好の献血日和です」と思い立って横浜駅東口の献血センターに行ったのは。天気の悪い日は空いているだろうという考えでしたが、普段とあまり変わらなかった気がします。

献血を終えてからふらりと寄った「カメラはスズキ」で動作未確認コーナーのフィルムカメラを物色してたら割と状態の良さそうなコニカのC35がありました。C35シリーズはパンフォーカスの廉価機であるE&Lを持っていましたが、距離計連動の無印は毎回ヤフオクで競り負けて持っていないカメラでした。

フォーカスリングとファインダー内の二十像が連動して動くこと、シャッターが切れること、巻き上げできることを確認して買いました。フィルム室に外の光が入らないようにするモルトの部分はだいぶ劣化していましたが、手持ちのE&Lよりはまだ良さそうです。E&Lは代わりにフェルトを詰めていますし、光が漏れるようなら無印も同様の処置をすればいいと思っていました。

家に帰って電池を入れて早速フィルターを付けようとすると、途中からうまくハマらない。よく見るとネジ切りがされている鏡筒の下部分がぶつけたのか少し変形していたのです。レンズ周辺部分だけで、ピントリングやレンズその物にはダメージはなさそうでした。手持ちのレンズキャップが嵌らないとまずいなぁと思いつつもレンズキャップは少し浮くものの簡単に外れる具合ではなかったので結果オーライ。

レンズキャップが嵌らないとなぜ良くないかというと、レンズ保護の観点もあるのですが、1番の問題は測光のセンサー。2枚目の写真のレンズ上部に丸い箇所がありますが、これが明るさを測るセンサーなのです。ここで測った明るさに連動して抵抗値が変わって電池駆動のファインダー内の針が動くのですが、カメラ本体に電源ON/OFFの制御はないのです。常に光が入った状態だと常に電池を消耗するのです。サッと取り出してサッと撮れるというメリットもあるのですが。

ファインダー像も綺麗だし鏡筒以外はいい状態でした。鏡筒のほうも先人のレストアを見るとピント調整が不要な範囲で済みそうなので、そのうち交換したいですね。半田付けやったのがかなり昔なので、交換するに当たって避けて通れないであろうセンサーの着脱が不安ですが。

翌日吉野町駅前の鶏喰の醤油ラーメンを食べるついでに中村橋周辺で早速撮ってみました。

好田印房には今も市電の行先案内が残っています。

お次は桜木町からみなとみらい方面へ。

至近距離で撮ろうとするとファインダーとレンズの距離の差(視差)で補正フレームが描いてあってもこうなる。まだ不慣れだから…。

で、横浜駅。市営地下鉄は黄色と白と青の看板が好き。

閉店1日前のダイエー横浜西口店。

まだ相鉄乗ったことなし。被写体ブレ。シャッター優先なんてないない。

概ねちゃんと撮れててよかったです。モルト補修もまだ大丈夫かしら。